コラム

クリニックの第三者承継にかかる費用・相場

今回はクリニックの第三者承継時に、譲り渡す側で必要となる費用についてです。クリニックを第三者に譲渡する際に、必要となる最も大きな費用としては、仲介会社やアドバイザリー会社に支払う手数料になります。今後、クリニックを譲り渡す可能性のある先生方のお役に少しでもなれば幸いです。

手数料は会社によりさまざま

前提として抑えておいていただきたいことは、手数料は仲介会社やアドバイザリー会社により、報酬金額、項目、支払タイミングなどがさまざまであり、一概に幾らとは言えません。ですので、実際に仲介会社やアドバイザリー会社をご利用の際は、どのような料金体系かを確認の上、依頼することが大切となってきます。

それでは、仲介会社やアドバイザリー会社に支払う手数料にはどのような種類があるでしょうか?ここでは一般的な項目をご紹介いたします。

 

①着手金

着手金とは、第三者事業承継やM&Aに関する業務を正式に依頼した段階で、発生し支払う費用のことをいいます。着手金の水準は、特に基準となる相場はありませんが、案件の規模や難易度などに応じて決定されます。主には、業務に着手する際の調査費、概要書作成費などに充てられることが往々にしてあります。

 

②月額報酬(リテイナーフィー)

月額報酬(リテイナーフィー)とは、仲介会社やアドバイザリー会社に毎月支払う月額の手数料です。成果に問わず発生する費用となるため、成立するまでの期間が長くなると、負担額が増えていってしまいます。ただし、1つの考え方として、毎月の報酬が発生するからこそ、より力を入れて業務にあたってもらえるということもあります。

 

③中間報酬

中間報酬とは、事業譲渡の相手が決まり、双方がある程度納得した(例えば、基本合意契約を締結した)時点で、仲介会社やアドバイザリー会社に支払う費用です。事業譲渡・M&Aに関する交渉について、双方が納得する段階まで交渉を進めた仲介会社やアドバイザリー会社に対するインセンティブ報酬の意味合いが強い費用となります。ですので、もし事業譲渡・M&Aが成約に至らない場合でも、支払った中間報酬は返還されません。それは前述のとおり、中間報酬は事業譲渡・M&Aの交渉を一定段階まで進めたことに対する報酬であるためです。また中間報酬の相場は、一般的に成果報酬の1~3割ほどで、仲介会社などにより異なります。

 

④成功報酬

成功報酬とは、その名のとおり実際に事業譲渡・M&Aが成立した場合に、仲介会社やアドバイザリー会社に支払う費用です。成功の報酬ですので、事業譲渡・M&Aが失敗に終わった場合は支払いが発生しません。成功報酬の算出方法は、仲介会社やアドバイザリー会社によりさまざまで、譲渡対価に応じた報酬料率を乗じるレーマン方式や、譲渡対価に関わらず一定額を採用している会社もあります。また、成功報酬には最低報酬金額が設定されていることが一般的です。

 

われわれ『the医療承継』の報酬体系は?

当社の報酬体系は、着手金は一切不要で、事業承継が成立した場合のみ報酬が発生する成功報酬型となっております。他社では、着手金や月額報酬等、M&Aの成否関わらず、料金が発生する報酬体系を採用している会社もあります。

われわれのスタンスとしては、地域医療のバトンをつなぐことが最優先だと考えており、ご相談いただく院長(医師)の皆さまにはそれにより得た成果に対して報酬を頂きたいと考えているからです。

 

当社では無料相談を実施しております。クリニックの事業承継・M&Aを成功させるためには、早い段階でのご相談が有効です。その方が選択肢の幅がグッと広がり、スムーズな事業承継・M&Aが可能となります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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